みちえきナビ

ドライブの疲れを癒すならやっぱり温泉！ 地域食材を楽しむイメージが強い道の駅ですが、実は温泉施設を備えた駅が全国にたくさんあるんです。長旅の休憩にはもちろん、お買い物ついでのリフレッシュにもおすすめな「温泉つき道の駅」をご紹介します。

「花としじみの里」大任町にある道の駅

福岡県田川郡大任町にある「おおとう桜街道」は、物産館のある「もみじ館」と、天然温泉「さくら館」が併設した道の駅。遊具や乗り物がある子ども広場や、まちの特産品しじみを味わえるフードコートなど楽しみいっぱいの駅ですが、ほかの道の駅にはないようなちょっと変わった見どころもあるんです。おすすめのポイントを押さえつつ、温泉つき道の駅「おおとう桜街道」をご紹介します！

話題のみどころ！クリスタルピアノと１億円トイレ

遊びに来たらぜひ注目していただきたいのが「もみじ館」のエントランスホール。こちらにはグランドピアノが置かれているのですが、それがなんとコンサートで使われるようなクリスタルピアノなんです！なかなか目にする機会のない透明なピアノを間近で見られるだけでなく、自動演奏機能があるので実際に音色を聴くこともできちゃいます。BGMが本物のピアノの音色だなんて素敵ですよね。

それから同じくみどころとして話題なのは、ピアノの手前にあるトイレ。
「なぜトイレが話題に？」と不思議に思うかもしれませんが、実はこちら、驚くことに１億円もの工事費用をかけて作られた「１億円トイレ」なんです！とはいえ、宝石が散りばめられているわけでも、何か仕掛けがあるわけでもありません。機能的にはごく普通のトイレですが、費用がかけられているだけあって、ゆったりした作りでとってもきれい。ドライブ休憩で快適に利用できるだけではなく、お土産話のネタにもなりそうです♪

元気いっぱい遊べる子ども広場

ちびっこに大人気なのがこちらの子ども広場。コンビネーション遊具やローラーすべり台といった大型遊具のほか、ちょっとしたスプリング遊具や動物遊具など、ちいさなお子さんも楽しめる昔ながらの可愛らしい公園遊具もあります。
そのほか、人気キャラクターやF1マシン風の小型カートなど、子どもたちが大好きな電動乗り物も。乗り物の利用料金はそれぞれ、F1ゴーカート100円、キャラクターカート200円、電動機関車200円。広場への入場は無料で、設置されている遊具は自由に遊べますよ。営業時間は9時から17時までです。ご飯や温泉を楽しむ前に、家族や友達と思いっきり遊んじゃいましょう！

しじみたっぷりご当地グルメ

ご当地グルメを堪能するなら「もみじ館」のフードコートへ。中央の飲食スペースを取り囲むようにぐるりと店舗が入っていて、麺類やご飯もの、スイーツ、焼きたてパンなどさまざまなメニューを楽しめます。おすすめはやっぱり特産品のしじみを使ったしじみ料理。しじみが乗ったラーメンやパスタは、うまみたっぷりでお客さんに人気のご当地メニューです！

さらに、おおとう桜街道に来た際にはぜひ挑戦していただきたい話題のソフトクリームがあります。その名もずばり、「しじみソフト」！
乾燥しじみと桜パウダーをソフトクリームにふりかけた個性的な見た目は、名前と同じくインパクトあり。甘くてしょっぱい味わいは好みが分かれますが、とにかく一度見かけたら気になって仕方なくなってしまう…ある意味かなり魅惑のスイーツです。

天然温泉「さくら館」でまったり

併設している天然温泉「さくら館」は、大浴場をはじめ、露天風呂やサウナなど、さまざまな種類のお風呂を楽しめる温浴施設。直径約３ミクロンのこまかな気泡で白色になるシルキー湯や、道の駅の温泉施設としては珍しい薬石浴（嵐の湯）といった特徴的な温浴設備もあります。

日替わりで利用できる露天風呂は緑に囲まれていて季節の移り変わりを楽しむことができ、スペースの一角には落ち着いてお湯に浸かれるような釜風呂も設置されています。また、毎月第１日曜日は入浴剤入りの露天風呂に入れる日。2017年から始まったこの試みでは、これまでに甘草エキス配合の薬湯や、ひまわりをイメージしたフローラルな薬湯など、その時々でさまざまな入浴剤が選ばれています。この企画は引きつづき2018年も続けられるそう。今年はどんなお湯に入れるのか、これからも楽しみですね♪

施設内には温泉のほかにマッサージ室やキッズコーナー、軽食ができる休憩所もあります。温泉に入って、美味しいものを食べて、心も体もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。